新幹線の自由席料金で確実に座る方法は?|乗車駅別の攻略法

新幹線の座席と料金

東海道新幹線の座席にはグリーン席、指定席、自由席の3つがあります。

普通車の座席が2名がけと3名がけの1列5席なのに対して、グリーン車は2名がけと2名がけの1列4席です。グリーン席の方が幅が広く、前後の間隔も大きくとられています。

指定席と自由席はどちらも普通車で、座席に違いはありません。指定席はその名の通り、指定した座席に確実に座ることができます。自由席は自由車の空いている席ならどこでも自由に座れますが、座席が埋まっている場合は通路やデッキに立ったまま乗車しなければいけません。

当然、料金にも違いがあります。

  • グリーン席 運賃+特急料金(指定席)+グリーン料金
  • 指定席   運賃+特急料金(指定席)
  • 自由席   運賃+特急料金(自由席)

さらに、指定席特急料金は時期によって4つの値段設定があります。

  • 通常期  
  • 閑散期  通常期ー200円
  • 繁忙期  通常期+200円
  • 最繁忙期 通常期+400円

年末年始や大型連休などの最繁忙期は高く、2月・6月・11月の平日など旅行シーズンから外れている閑散期は安く設定されていて、最大で600円の差があります。

自由席特急料金は時期による値段の変動はありません。また「のぞみ」「ひかり」「こだま」による料金差もありません。

自由席で確実に座ることができれば、指定席より安い値段で同じサービスを受けられるようなものです。

自由席に確実に座る方法

東京駅・品川駅・新横浜駅

東京から新大阪・博多方面に向かう新幹線は、臨時列車や早朝6時台の新横浜駅発・品川駅発を除いて、ほぼすべてが東京駅始発です。ピーク時には1時間に12本、5分待てば次の新幹線が発車するので、乗車列の人数などを見計らって並ぶだけです。

品川駅から東京駅まではJR山手線で8分です。運賃も東京都区内で変わらないので、東京駅まで移動した方が、確実に座れます。

のぞみとひかりは新横浜を出ると、名古屋まで停車しません。のぞみでも1時間20分、立ちっぱなしになります。新横浜駅は横浜市街から離れているので、新横浜駅までのアクセスと座れないリスクを考えると、どうせなら東京駅まで出て確実に座った方が良い場合もあるでしょう。

品川駅始発、新横浜駅始発の新幹線は、列車番号で確認できます。

  • のぞみ99号 品川発博多行
  • ひかり530号台 新横浜発

名古屋駅

名古屋駅始発の新幹線は、列車番号で確認できます。

  • のぞみ268号、270号台
  • ひかり530号台 名古屋発

京都駅・新大阪駅・新神戸駅・姫路駅

関西から名古屋・東京方面の新幹線は、ほぼすべてが新大阪駅始発です。

のぞみとひかりは京都を出ると、名古屋まで停車しません。姫路からだと約1時間半、新神戸から約1時間、京都からでも約40分は立ちっぱなしになります。さらに名古屋で座れなければ、新横浜まで1時間20分の立ちっぱなしが確定します。京都や神戸から新大阪までのアクセスは良いので、どうせなら新大阪まで移動してから乗車した方がいい場合もあるでしょう。また新神戸や姫路に近い方は、一旦姫路や新神戸で乗車して、座れなければ新大阪駅で別の新幹線に乗り換える方法もあります。

新大阪駅発の新幹線は、列車番号で確認できます。

  • のぞみ200号台〜260号台、280号台〜480号台
  • ひかり630号台〜660号台

岡山駅・福山駅

岡山駅始発の新幹線は1時間に1本程度あります。福山駅始発の新幹線はないので、座れなければ岡山駅や新大阪駅始発の新幹線を狙って乗り換える方法があります。

岡山駅始発の新幹線は、列車番号で確認できます。

  • のぞみ61号〜90号台、101号〜190号台の一部(臨時列車)
  • ひかり500号〜520号台の一部

広島駅・徳山駅・新山口駅

広島駅始発の新幹線は1時間に2本程度あります。徳山駅、新山口駅始発の新幹線はないので、乗車駅で座れなければ広島駅始発の新幹線を狙って、乗り換える方法があります。

広島駅始発の新幹線は、列車番号で確認できます。

  • のぞみ61号〜90号台、101号〜190号台の一部(臨時列車)
  • ひかり500号〜520号台

小倉駅・博多駅

九州から新大阪・東京方面に向かう新幹線は、基本的に博多駅始発です。乗車列の人数を見計らって並べば、確実に座れます。